リスティング広告で出稿金額に影響する品質スコアとは?
目次
1.品質スコアとは?
品質スコアとは、リスティング広告においてキーワードごとに決定される1~10段階のスコアを表します。 ネット広告は通常オークション形式で検索ごとに入札が行われ掲載順位が決まります。
オークションと聞くと一番高く入札した人が権利を獲得するような気がするのですが、 Googleのリスティング広告では
入札金額×品質スコア(+広告表示オプション)の組み合わせで入札順位が決まると言われています。
注意点としては、入札金額と品質スコアは単純な掛け算ではなくブラックボックスとなっています。
今回はこの品質スコアの構成要素について説明していきたいと思います。
2.品質スコアの構成要素
・広告の関連性
・推定クリック率
・ランディングページの利便性
の3つからなっています(それぞれの比重は不明)。
・広告の関連性:
ユーザが指定したキーワードとリスティングに設定する広告文の関連性の高さを表します。Google広告にアシスト機能がありますので高評価は得やすいです。
・推定クリック率:
キーワードと広告文が合っていればクリック率は向上しますが、多くのキーワードを特定の広告文でカバーするには限界があります
・ランディングページの利便性:
ランディングページ(ホームページ側)の評価になります
ランディングページの利便性には多くの要素が含まれているようで、
Googleサポートのお話では ページ速度、モバイルフレンドリー、ナビバーなどの内部リンクの有無、設定したキーワードとの関連性や独自コンテンツであるかどうか、個人情報保護などのサイトの透明性、コントラストなどのUX視点 が含まれるようです(※2021.11の情報のため変わっている可能性も)
ページ速度の計測は、速度計測サイト
https://pagespeed.web.dev/
モバイルのスコアを基準に90点超えが望ましいということで、かなり厳しい水準になっています
3.まとめ
・リスティング広告の入札単価は単純に金額だけでは決まりません、
入札金額×品質スコア(+広告表示オプション)の組み合わせで入札順位が決まります
品質スコアの構成は大きく3要素で
・広告の関連性
・推定クリック率
・ランディングページの利便性
の3つを意識して広告運用を効率化していきましょう
補足情報として、品質スコアは改善を行ってからどれくらいの期間で反映されるのか?
については、広告費によって差が出てしまうため一概には答えられないというGoogleからの回答も頂いています。